働くママたちが一度は耳にしたことがあるだろう「保育園かわいそう」という言葉。
わたし自身も、息子の入園報告に対して実母から微妙な反応をされたことがあります。
育休は取れても1年という職場が多く、また待機児童の問題から確実に入園できることを求めて0歳で入園という家庭も増えています。
赤ちゃんの頃から母親と離れるなんてかわいそう。
私たちの時代は、3歳まで一緒に過ごして愛情たっぷり育てることができたのに。
かつては働くママが少数派だったことからこんな声を耳にすることがあります。
我が子をかわいそうだと言われたらどんな親でも心配になるものです。
そこで今回の記事では
・保育園に預けることが「かわいそう」だと言われる理由
・保育園歴6ヶ月の息子に起きたたくさんの変化
・周りからの「かわいそう」に悩むママへ贈る言葉
この3本立てでお送りします。
いま保育園に預けてるママだけでなく、保活中のママにとっても安心できるような記事を書きました。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
「保育園かわいそう」と言われる理由
現在、保育園等に通う1、2歳の子どもは全体の約半数います。
参考:内閣官房こども家庭庁設立準備室 「こども・子育ての現状と若者・子育て当事者の声・意識」
共働きが当たり前の今の時代、1歳や2歳で保育園に通うことは特別ではありません。
そんな中でなぜ「保育園かわいそう」と言われているのか。
それにはこんな理由があげられます。
ひとつずつお話ししていきますね。
「三歳児神話」によって生まれた考え方
みなさんは三歳児神話って聞いたことがありますか?
一般的には「3歳までは母親によって家庭で育てられるべき」と解釈されています。
でもコレ、元を辿ると養育者を「母親」に限定していないんですよね。
パパやおじいちゃん、おばあちゃん、また家族に限らず保育士さんだって該当します。
よく「子どもはママが大好きだから」と言われ、違和感を感じていました。
だって母親といっても、妊娠出産、母乳が出るという体の機能面を除けば父親となんら変わりません。
だから、3歳まで過ごす相手は「母親」に限定されるのではなく、「愛情を持って育ててくれる人」であれば問題ないということになります。
親世代にとって「保育園」は特別な場所
実母の周りでは保育園ママがほとんどいなかったそうです。
当時は専業主婦の割合が多く、保育園は働くママのためとして特別視されていたのかもしれません。
たしかに今でも認可保育園に入る条件として就労を問われますが、保育園を利用するのは「働くママ」だけではなくなってきています。
専業主婦のママが1歳からスクールに通わせているケースもあるし、2026年には国が「こども誰でも通園制度」の実施に向けて動いています。
保育園に通わせたことがない親にとって、保育園は未知のものです。
人は未知のものに対して「不安」を覚えます。
未知の場所、いわゆる「得体の知れない場所」に子どもを預けるなんて不安だ、そんな考えから「保育園かわいそう」という言葉が生まれたのではないでしょうか。
保育園6ヶ月通った息子は急速に成長
保育園で作った作品たち。
— あんころ♥︎5y (@anco_baby77) March 24, 2022
見てて涙出てきちゃった🥲お顔もこんなに上手に描けるようになったんだねぇ。この一年大変だったけど保育園入れてよかったなぁ。 pic.twitter.com/D7Zy1zmZHy
息子は保育園に通い始めて6ヶ月が経とうとしています。
たったの半年間ですが、保育園には色んな面で本当に助けられています。
・言葉が増えた
・規則正しく、よく寝るようになった
・栄養バランスの取れた給食
・体が丈夫になった
・親以外の大人から愛情を受けてる
・家ではできない遊びができる
・友達ができた
そして、離れている時間があるからこそ感じる「息子への愛情」です。笑
保育園に入るまで
・1日テレビを付けて過ごす日々
・体調が悪くて余裕のない日
・息子のイヤイヤから逃げ出したいと思う毎日←
コレらと戦い、毎晩自己嫌悪に陥っていました。
育児は育自とも言われますが、本当に過酷です。
そこまで頑張らなくたっていい、仕事に逃げたっていいじゃないか!と思い切って保育園に入れたことで、心が本気で救われました。
これまでは私がこの子を育てなきゃ!と強いプレッシャーを感じてその重圧に潰されそうになっていたんです。
でも今は、保育士さんたちと一緒に育てたらいいんだっていう安心感に包まれています。
世間の当たり前に振り回されてはいけない
育児に正解はないと言われてても、育児書を読んだり世間の声を聞いて答え合わせをしてしまうのが親です。
でも、教科書通りに育てたからと言って思うようにいかないのが子育てです。
それならば、それぞれの親にとって最善だと思う子育てをしたらいいと私は思います。
子どものために色んなことを諦める人生ではなく、親になっても夢を諦めない姿を見せることが親の役目なんじゃないかとさえ思うんです。
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